リンゴ2個 毎日食べて 医者いらず
“中性脂肪21%減少”今までの常識覆す・・・農業技術研究機構発表


毎日新聞 2001.8.30

 リンゴを毎日1個半〜2個程度食べると血液中の中性脂肪が平均21%減少するという、人を対象にした試験結果を農業技術研究機構果樹研究所(茨城県つくば市)が29日発表した。甘い果物には果糖などの糖分が含まれ、「果物を摂取すると中性脂肪が増える」と敬遠する向きも少なくないが、今回のデータはこの常識を覆す成果。同研究所は「毎日のリンゴ摂取は高脂血症などの生活習慣病を予防し、健康の維持増進に有効」と話している。
 「1日1個のリンゴで医者いらず」という格言がある一方で、リンゴ1個には糖分が約35グラム含まれ、消費伸び悩みの一因となってきていた。しかし、果物と中性脂肪の関係についての科学的データはなかった。
 試験では30歳から57歳までの男女14人に3週間、毎日1個半から2個のリンゴを通常の食事に加えて食べてもらった。3週間後に中性脂肪値は14人のうち12人が低下し、平均で21%下がった。もともと中性脂肪値が高い人ほど減少幅が大きく、同研究所は「リンゴには中性脂肪を正常化する作用が備わっているのでは」と指摘する。
 また、試験参加者の血液中のビタミンC量もリンゴを毎日食べる前に比べて平均34%増えた。腸内でビフィズス菌などの善玉菌が増え、便通が良くなるなどの効果もみられた。今後、その機能性成分の分析を進めるという。


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