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保険の逆選択とは?保険の仕組みを守るために

保険の逆選択とは保険事故が発生するリスクが高いことをわかっていながらも、保険を契約しようとすることを言います。保険とは、偶然の事象を大数の法則や相互扶助の考えに基づいて、保険料の負担が公平になるような仕組みになっています。そのため危険率が異なる人がいる場合には、保険料も危険度に応じて高くなる必要があります。そうでなければ保険の平等性は失われてしまうことになります。

良いと思った結果が逆の結果を招くこと?

保険は損害を貨幣価値に換算し、第三者とリスクを共有するという性質があります。リスクの一部を保険会社が引き受けてくれることで万一の時に安心できますが、基本的に保険会社の収支が安定していなければ成り立たなくなります。人が良いものを選んで取引しようとしていることが、結果として逆のことになる現象を「逆選択」と言えるでしょう。

逆選択によって保険料に影響が?

もしも健康な人と持病がある人が区別されなかったらどうなるでしょう。そもそも健康に自信があれば保険料が割高になる保険へ加入することは敬遠し、保障はそれほど手厚くなくても良いから保険料をできるだけ下げたいと考えます。しかし病弱な人は多少保険料が高くても手厚い保障を求めるようになり、保険へのニーズも強いためどんどん加入するでしょう。しかし病弱な人が次々と保険に加入し、保険に加入しているグループの疾病確率が上昇してしまえば、保険料率は引き上げることを迫られてしまいます。そうなると健康に自信がある人は、保険に加入することを見合わせていくようになり、結果として保険料はまたさらに高くなるという連鎖が起きてしまいます。

逆選択を防止するためには?

このような逆選択を防止するために、保険会社は十分な情報を入手して保険事故リスクの低い人と高い人をしっかりと選別して保険料に差を付ける必要があります。現在医療保険などで緩和型医療保険などはこの逆選択を防止するための策と言えるでしょう。告知は簡易的なものになっていますので、持病があっても入りやすくなっていますが保険料は一般の医療保険よりも割高です。保障内容についても違いがありますので、健康な人と病弱な人が同じ保険料や保障内容で加入することはできなくなっています。

申込みの際には正しい告知を

保険の逆選択により、保険会社が安定して運営できなくなれば、加入している人の保険金も保障されなくなってしまいます。そのために、医療保険やがん保険など、生命保険に加入する際には告知を行う必要があります。申込みの際に告知により、過去の病歴や今の健康状態について保険会社に報告します。その内容を保険会社が見て、引き受けをするか、保険料を割増にするか、保障しない部位を付けるかなど、判断します。逆選択を防ぐという意味でも、正しい告知を行うことはとても大切なことだと言えるでしょう。

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